SG(スクランブルギャザー)初心者劇場


SG初心者劇場へようこそ。
ここでは、SGの試合の流れを理解してもらい、SGとはどんなカードゲームか、を知ってもらうコーナーです。



マサキ「よう、俺はマサキ・アンドーで・・・」
リュウセイ「俺がリュウセイ・ダテだ!ところで、マサキ、なんで俺こんなとこいるんだ?」
「ああ、それはな・・・」
クスハ「ごめん、マサキ君、リュウセイ君!待った?」
「ありゃ?なんでクスハが?どうしたんだ?こんな所来て?」
「マサキ君が、リュウセイ君がスクランブルギャザーやり始めたって聞いて・・・」
「へ?スクランブルギャザーやり始めたの知ってたの?マサキ?」
「あたりまえだ、オレはこう見えても上級者なんだぜ、おまえの部屋の中見ればわかるよ」
「でね、私もやりはじめたんだけど、相手がいなくって・・・そしたらマサキ君が・・・」
「なるほど、お互い初心者だからいい対戦相手になると、そういうワケだな。でも俺まだあんまり ルール知らねえよ?」
「大丈夫、俺が教えるよ。それに初めてゲームをやる時は上級者がいるとなにかと便利だろ?」
「なるほどな、よし!そういう事ならクスハ!手加減しないぜ!」
「もちろん!」


・スクランブルギャザーは2人対戦用のカードゲームです。
まずデッキと呼ばれるカードの山を50枚用意します。
このデッキのなかには同じカードナンバーのカードは3枚までしかデッキにいれる事ができません。


では、クスハとリュウセイの練習試合を見ながら、実際の試合の流れを順を追って見てみましょう。

「まずは、お互いのデッキを相手にシャッフルしてもらう事」
「へ?なんで?」
「そうしないと不正行為する人がいたらいけないからでしょう?」
「そういう事、これは常識だぜ?リュウセイ」
「なるほど、勉強になるなあ・・・」

・お互いのデッキをシャッフルし終えたら、次に先攻後攻を決めるじゃんけんをします。
どうやらリュウセイが先攻のようです。
おたがい7枚カードをデッキから引いて、試合開始です。

「まずは・・・」
「復帰フェイズだ、タップ(※1)しているカードを全部アンタップするフェイズだ」
「でもカードなんかねえぜ」
「その場合は復帰フェイズはこのまま終了、次に維持フェイズだ」
「よし、復帰終了、で維持フェイズ?なんだそりゃ?」
「ユニットカードやパイロットカードに維持コストって書いてあるだろ?」
「ああ、書いてあるな」
「場に出ているカードに維持コストの表示がある場合、維持フェイズにこの書かれているコスト分、ライブラリーの上から捨て札置き場に置くんだ。2って書いてあったら2枚捨て札置き場に置くんだ、
ちなみに維持は任意で払うか払わないか一枚づつ選べるんだ、維持したくないなら別に払わなくてもいいが・・・・」
「払わねえとどうなるんだ?」
「ゲームから取り除かれる状態になって、墓場におかれる」
「ええー!なんだよそれ」
「まあ待て、あんまり支払いしすぎると今度はライブラリーが少なくなっていく。」
「ライブラリーってなんだ?」
「デッキの山の事だ、ちなみにこのライブラリーが0になった瞬間ソイツは負けになる。」
「ええ!負けちまうのかよ!」
「そうだぜ、だから、カードのコストが多すぎると困る事もある。」
「なるほど・・・で、維持フェイズだったな・・・なあ、カード出てないんだけれど・・・」
「その場合は維持フェイズはそのまま終了だ」
「ようし、維持終了っとじゃ、待望のドローフェイズまで進んで、ドロ・・・」
「まて!リュウセイ!先攻の1ターン目は公平を期すために、ドローフェイズが無いんだ」
「ええ!なんでだよ!」
「かんがえてみろよ、先攻はカードゲームにおいて絶対に有利なんだ、だからその上ドローまでしたら、
先攻の上に相手よりもカードが一枚多いんだ、不公平だろ?」
「確かに・・・って事は俺先攻だから・・・」
「ドローフェイズはドロー無しで終了、ただ次のリュウセイのターンからは通常どおりドローができるようになる。」
「とほほ・・・先攻っていい事ばかりじゃないんだなあ・・・ドロー終了」
「そういう事だ。つぎは供給フェイズだな。」
「供給フェイズ?配置じゃなくて?」
「供給フェイズは1ターンに一枚だけ精神コマンドカードを場に出す事ができるんだ。」
「へえ、配置とはまったく別なのか・・・。よし、じゃあ、供給フェイズ「気合」!
・・・ところで、これはいつ使うんだ?」
「それは特殊効果フェイズに使用できるんだ。ただ、精神コマンドによっては使用タイミングが別口で
書いてある時もあるので、注意が必要だ。」
「ふーん・・・じゃ、供給終了、つぎが配置ファイズってやつだな」
「いや、その前に移動フェイズだ。」
「移動フェイズ?」
「ユニットカードに書かれている移動力の分だけフィールドを移動できるんだ。
移動力1の場合、アウトフィールドにいる場合インフィールドか手札へ移動する事ができ、
インフィールドにいる場合はアウトフィールドへ移動できる。
移動力2の場合、アウトフィールドにいる場合は結局インフィールドか手札かしか選択できないんだが、
インフィールドにいる場合、アウトフィールドに1つだけ移動する事や、直接手札に移動する事も可能なんだ。
これも任意にカードを移動させたりさせなかったりする事ができる。」
「じゃあ、今カードはでてないから、移動フェイズは終了、というわけだな。つぎがいよいよ配置フェイズだな!」
「そう、手札の中にあるユニット、パイロット、キャラクターカードを1ターンに各一枚づつ
配置コストを払う事によって、場に出す事が出来るんだ。
あと注意が必要なのは、パイロットなんだが・・・」
「なんかあんのか?」
「たとえばお前が何かのパイロットカードを配置してたとする、でクスハが同じパイロットを場に
配置すると、前に配置していたお前のその同名のパイロットが墓場に置かれるんだ。」
「ええ!それじゃ、意味ないじゃん!」
「まあ、それはどちらにもいえる事だからしかたないだろ?ちなみにキャラクターカードも同じ制約を受けるから注意が必要だぜ。」
「へえへえ・・・。まあいいや、じゃあ・・・3コスト払って「葵 豹馬」配置!これをクスハが出したら、
この俺の豹馬のカードを墓場に置くって事だろう?」
「そういう事だ、おお、気合持ってるな」
「へ?」
「ああ、後で説明するよ」
「あ、ああ・・んじゃ、次はユニットだ!ようし、豹馬がいるんで、3コスト払って、「コンバトラーV」!
・・・で配置終了っと。ユニットはパイロットみたいに制約あるの?」
「いや、ユニットはねえ、あるのはキャラクターとパイロットのみだ。あと、移動力が2あるユニットは
配置する際、いきなりインフィールドに配置出来るから、覚えておいて損はねえぜ。」
「なるほど、さすが上級者。で、次は?」
「次が一番の目玉、特殊効果フェイズだ!」
「特殊・・・効果フェイズ?」
「カードの能力を使用したり、短期戦用アイテムを使用したりするフェイズのことだ」
「ええっと、まず気合を2コスト払って、それから次に・・・」
「ちょっと待った!特殊効果は手番プレイヤーが一回効果を使用したら、相手に特殊効果使うかどうか
聞かないといけないんだ」
「どういう事?」
「つまり、おまえが特殊効果で「気合」の能力をつかったら、次の特殊効果を使用する番をクスハに
回さないといけないんだ、つまり、特殊効果の使用はお互いかわりがわり使用するんだ」
「てことは、俺が気合の能力を使った後、クスハが今度は一回特殊効果をつかうわけか・・・
でも、お互い一回づつ回ってきたらその時点でフェイズは終わっちまうのか?」
「いや、特殊効果フェイズはお互いが連続して「特殊効果何もしません」って発言をしたら、
フェイズ終了。ただし、こういう場合は駄目だ」


手番リュウセイ
リュウセイ「特殊効果使う」
クスハ 「使わない」
リュウセイ「使わない」

「上の場合、特殊効果の使用が新たに発生しているので、リュウセイはクスハにもう一回特殊効果の使用
タインミングを回さないといけない。ここでクスハが「使用しない」といえばフェイズ終了。「使用する」
と言えばまた、特殊効果の使用タイミングが新たに発生するんだ。」
「なるほど、じゃあ、仕切り直して・・・まず気合を2コスト払って使用。・・・なあ、この気合はどうなるわけ?」
「まず、能力を使用したカードはタップさせるんだ、次に精神コマンドカードは、場に出ているパイロットカードやキャラクターカードの精神コマンドの欄に、
特殊効果で使用した精神が書いてあればそのまま場に残り続ける。
ただし、パイロットやキャラクタに特殊効果で使用したカードが無い場合、能力は使えるが使用後に墓場に
移動しちまうんだ。」
「え・・・てことは豹馬は気合があるから・・・」
「そう、場に気合は残り続けるんだ。」
「やりい!じゃ、クスハ特殊効果使う?」
「もちろん!じゃあ、5点支払って核バズーカをコンバトラーに・・・」
「クスハ、それは無理なんだ」
「え!どうして?」
「豹馬の能力に敵はアイテムカードを使用できないってあるだろ?それでさ」
「でもリュウセイ君は気合をつかったから・・・」
「いやいや、カードの能力に能力使用のコストが書いてない場合は、常駐効果っていって、
場に存在し続けているだけで、常にその能力の効果が相手のターンだろうが、別のフェイズだろうが、
効いてるんだ。」
「ええ!じゃあ、仮にこの能力がなくても、豹馬君のカードの効果「コンバトラーに+2/+2」があるから・・・」
「そう、結局5点じゃコンバトラーは倒せないって事だ」
「ええ〜・・・ショック・・・」
「よし、俺の方はもう良いぜ、クスハは特殊効果は?」
「ううう・・・何にもしません・・・」
「よし!次は戦闘フェイズってやつだな!」
「そういう事だ。敵ユニットに攻撃をするか、本体に攻撃をするかどちらかをするフェイズだ。
ちなみにどちらを攻撃するにせよ、射程が届かないと意味がないんだ。」
「射程?」
「ユニットカードに射程があるだろ?それさ。射程が1のユニットがアウトフィールドにいる場合、
どこにも攻撃ができない、インフィールドにいる場合は相手のインフィールドの敵ユニットを狙える。
射程が2のユニットがアウトフィールドにいる場合、相手のインフィールドにいる敵ユニットを狙え、
インフィールドにいる場合、相手のインフィールドかアウトフィールドにいる敵ユニットを狙える。
射程が3のユニットがアウトフィールドにいる場合、相手のインフィールドかアウトフィールドに
いる敵ユニットが狙え、インフィールドにいる場合、相手のインフィールドかアウトフィールドに
いる敵ユニットとそして、敵の本体、つまりライブラリーが狙える。」
「要するに敵のライブラリーを直接攻撃するには最低でも射程3のユニットが、
インフィールドにいないとダメって事ね?」
「そういう事だ。ちなみに敵ユニットを攻撃して相手のユニットが生き残った場合、
相手は攻撃をしかけられたユニットでのみ、攻撃をしかけてきたユニットに対し、反撃ができるんだ。」
「でもさ、コンバトラーは射程足りてないぜ、これじゃ相手のライブラリに届かねえよ」
「さっき気合つかったろ?」
「え?なになに・・・射程に関係なく本体を攻撃できるって・・・なあんだ!これこういう効果あったんだ!」
「なんでさっき使ったんだよ!気合を!知ってたんじゃなかったのか?」
「いいや、ほら、なんか気合ってスーパーっぽいだろ?だから勢いでつい・・・」
「まあいいや・・・とにかく、本体に攻撃が出来るぜ」
「どうやって攻撃するんだ?」
「当たり判定といって、捨て山のカードを一枚めくって、めくったカードが精神コマンドカードなら攻撃は命中、
そうでなかったら攻撃は失敗だ。あと、当たり判定でめくった捨て山のカードは墓場に置かれるので注意。」
「よし!当たれ!!よっしゃあ!「集中」だ!12点本体に!」
「ううう・・・いきなり12点は厳しい・・・」
「よし、これでターンエンドだ!」
「ターンエンド時にダメージを受けているユニットのダメージが消えるんだ、これで、リュウセイのターンは
終了。この要領でお互いゲームを続け、最終的に相手のライブラリーを0にした方の勝ちとなるんだ。」
「よーし、12点貰っちゃったけど、まけないわよ、リュウセイ君!」
「望む所だ!クスハ!」


※1:タップ カードの向きをを横にすること(アンタップはそれを元に戻すこと)
※2:ドロー ドローフェイズに、ライブラリーから一枚引き、手札に加えること


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